プロレス団体「ノア」の社長を務めながら、現役レスラーとして活躍していた三沢光晴選手が、13日の広島県立総合体育館での試合中、相手選手の放ったバックドロップで頭を強打し、病院に運ばれたのち46歳で亡くなられたというニュースがながれておりました。仲間のレスラーや救急隊員が心臓マッサージや自動対外式除細動器(AED)を使い蘇生措置を施しましたがまったく動かなかったそうです。
タイガーマスク時代から酷使してきた肉体が、46歳という年齢に加え、社長として団体を引っ張ってきた、人には言えない苦労が重圧になっていたのではないでしょうか。ジャイアント馬場さん、ジャンボ鶴田さんの後を立派に継がれ、「ノア」として後輩の育成から社会貢献、他団体との交流も積極的に頑張っておられたのに残念です。冬木選手の引退試合では団体の垣根を越えて友情参戦するほどの義理人情に熱い、馬場さん譲りの優しい人柄だったのに。三沢選手が一番心配されているのが対戦されていた選手と、残されたご家族の事だと思います。「ノア」の皆さんも社長の意思を尊重し興行を中止する事無く続けられるそうです。対戦相手を勤められた選手が、くよくよする姿は三沢選手が一番悲しまれるように思います。社長の意思をついで辛いでしょうが、頑張って活躍してほしいと思います。
組織は違いますが、私達も一歩間違えばこのような事故が起こりうる環境に身をおいております。しかし男である以上、プロレスであれ、私達の新極真会であれ、試合場や職場で本懐を遂げられるというのはある意味幸せかも知れませんね。ご冥福をお祈り申し上げます。合掌
明日から、決戦の地!ロシアでの「空手ワールドカップ」行ってまいります。