毎日、各地で寒波や大雪との戦いが続くいております。最近本当によく雪が降りますね。
仕事柄、日曜日は各種行事などで、ほとんど家にいることが無い為、子供の学校行事など一度も出たことがありません。普通のお父様方のように参観日や運動会など、私には無縁の世界でした。いわゆる世間で言う「駄目親父」の典型なのです。しかし娘は中学から6年間無遅刻、無欠席で頑張った11名の生徒さんの中に入っているそうなので嬉しく思います。皆勤賞と記念に校歌の流れるオルゴールが贈られると言うので、卒業式だけは何としてもお祝いに駆けつけたいと思っておりました。数日前、日程を聞くと、何と、タナカショクと東京からのお客様、内山さんとの予定が入ってるではないですか。事情を説明し、その日だけは休ませて頂き、式に行かせて頂きました。
これから全国に羽ばたいていく265名の生徒さん達(上の写真) 卒業生を見送る中学1年生~高校2年の在校生の皆さん(下の写真)
数年前、私の大好物の「鶏の刺身」と「生レバー」を美味いからと言って食べさせた所、夜中に嘔吐下痢に襲われてしまいました。私は何とも無かったのですが子供には抵抗力が無く、大変な思いをさせてしまいました。それでも学校を休まず何とか最初にたてた目標通り6年間皆勤を続けてくれました。ですから私としても、この日だけは何としてもお祝いと労いの為、駆け付けたかったのです。(子供からは笑いながら、もう少しやせてスマートになってきて欲しいと、嫌みを言われましたが)
この卒業生達が入学した時は280名以上いたそうです。しかし諸般の事情により、今日は265名の子供達が巣立ちました。進学するもの260名、就職するもの5名、素晴らしい仲間達の舟出に立ち会えた事で、とても幸せな気分になれました。大志を抱き東京や大阪に出て行く者、地元で活躍する者、これから素晴らしい出会いが沢山待っていると思います。苦しい時や壁にぶつかった時は、同窓の仲間、故郷土佐を思い出し「龍馬」のように頑張ってほしいものです。
国旗を正面に掲げ、全校生徒と御父兄の皆様、教職員全員が起立しての国歌斉唱は、厳かで100年の伝統を誇る土佐女子高校らしい素晴らしい式でした。校長先生が卒業証書を手渡す折、代表者一人ひとりに心から『おめでとう』とお声掛けする優しさが、ご父兄の涙を誘っていたように思われます。
『仰げば尊し』
1 (卒業生) 仰げば尊し わが師の恩 教えの庭にも はやいく年
思えばいととし この年月 今こそ別れめ いざさらば
2 (在校生) 互いにむつみし 日ごろの恩 別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよ励めよ 今こそ別れめ いざさらば
3 (全 員) 朝夕なれにし 学びの窓 蛍の灯火 積む白雪
忘るる間ぞなき ゆく年月 今こそ別れめ いざさらば
何十年ぶりでしょうか。自分も「初心」を思い出させて頂きました。何度聞いても目頭が熱くなりますね!日本人に生まれた事を誇りに思えます。
悲しいことに最近、「国旗に礼が出来ない!」「国歌斉唱などしない、おまけに起立もしない!」人が増えているようですが、さすが土佐女子にはそのような人は一人もいませんでした。平和ボケしてしまい、日本人の大切な部分を見失ってはいけませんね。そういう人には、日本人を辞めて頂きたいと思います。
厳粛かつおごそかな素晴らしい式でした。しっかりとした指導がなされているのでしょう。お辞儀も姿勢もとても美しく思えました。 本日卒業された265名の皆さん「おめでとう!」