2011年ドリームカップが無事に終了できました。参加数1200名を超える名実ともに日本最高峰の大会に育ってきました。9年ぶりに来られたというファンの方から、「あまりにも素晴らしい大会になっていて驚かされました。新極真会はこれから益々発展していきますね」とのご感想をいただきました。本当にありがたいお言葉です!
1200名を超える史上最強最大の大会に育ってきました。(空手の聖地、東京体育館にて)
10月22,23日の両日、ここ東京体育館で79カ国から参加する、世界の強豪達を迎え撃つ「日本選手団」
さて今回は、三好道場勢も初日から大活躍してくれました。ドリームカップ出場を夢見て仲間たちと一生懸命稽古していたにもかかわらず、壮絶な闘病の末、今年亡くなってしまった大切な仲間、奥本隆弘が天国から応援してくれているようでした。同じ職場(入野漁協)で漁師をしている松永圭三も苦しい延長を乗り越え3位入賞。幼馴染みの奥本真也は昨年入賞を阻まれた、私の本部時代の後輩、角田(栃木)に雪辱しての優勝でした。最終延長までもつれる苦しい展開でしたが、起死回生の上段前蹴りでの技ありは、まるで隆弘の思いが乗り移ったようでした。優勝した瞬間、昨年高知医療センターに見舞った折、苦しみながらも再び再起する事を夢見て、病気と闘っていた隆弘の顔が思い出され、涙が出ました。「隆弘よ、真也がお前の分まで頑張ってくれたぞ!」と心の中で叫びました。
この写真は隆弘が一番喜んでくれると思います!優勝の真也、準優勝船井、第3位入賞の圭三、伊東、森下感動を有り難う。応援してくれたご家族と仲間達と!(私の携帯で撮影)
職場が不況のため、二つ掛け持ちで仕事をこなしながら準優勝に輝いた船井の頑張りは賞賛に値します。愛媛と高知のムードメーカー伊東の3位入賞も見事でした。初日はもう一人、ご家族でいつも積極的に合同稽古や行事に参加し、一生懸命頑張っている森下が、遂に念願だった全日本小学生型の部で3位入賞を果たしました。私は頑張っている門下生達の努力が報われた時が、一番幸せを感じる瞬間です。
今年2011年のドリームカップは、優勝3名、準優勝3名、第3位入賞3名、ベストエイト2名、合計11名の入賞で過去最高の成績となりました。私にとって生涯忘れる事の出来ない大会となりました。