全空連(JKF)と世界空手連盟(WKF)に要望書を送付
2015年6月12日 ニュース
本連盟は、東京2020オリンピック競技大会追加提案種目の応募に際して、IOCに承認された空手競技の国際連盟である世界空手連盟及び公益財団法人全日本空手道連盟に対してWKFルールの組手種目に加えて、フルコンタクトルールの組手種目を提案する旨、要望書として両連盟にお送りしました。本連盟ではかねてより、両連盟に向けてノンコンタクトにフルコンタクトを加えた2ルールでのオリンピック種目化を要望していました。
この度、5月11日付で公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会より追加提案種目に関する募集(締め切り6月8日)が行われましたので、本連盟も申し入れ先となる両団体に正式に文書で要望を行った次第です。本連盟は引き続き、然るべき申請先に対して、空手界の現状や私たちの主張を適時行い、客観的な事実関係を関係各所に正しく強く、そして広く報告をしてまいります。
本連盟はフルコンタクト空手の競技連盟として、その向き合いとなるノンコンタクト空手の競技連盟である全日本空手道連盟に対する要望を行っております。そんななか、極真会館松井派の松井章圭氏が複数のメディアで本連盟理事長の緑健児との会談を要望する旨の発言をしているようです。
本連盟では、正式な要請もなく、一方的にメディア上で本連盟理事長を名指しして会談要請をする行為自体を、松井氏自身及び松井氏の実技団体のプロパガンダと認識しており、そうした目的の会談に応じる準備は一切ございません。また、同氏がメディア上で述べているように、過去に本連盟関係者から同氏に会談を要望した事実の記録もございません。
ご周知の通り、極真会館(松井章圭館長)は本年4月16日に全日本空手道連盟施設内で同連盟の友好団体となる調印と記者会見をし、フルコンタクトではなく、ノンコンタクトルールによる競技参加を表明しています。こうした考えは、本連盟が主張するノンコンタクトとフルコンタクトの2ルールによるオリンピック競技化という考えとは相容れないものであり、フルコンタクト空手に対する価値観が相違しておりますので、残念ではございますが、現段階では同氏と会談をする必要がないと考えております。
全日本フルコンタクト空手道連盟の要望を伝えるべき相手先は、公益財団法人全日本空手道連盟や世界空手連盟であり、同連盟友好団体のフルコンタクト空手の一実技団体ではないことをお伝えし、皆さまのご理解をお願い申し上げます。
平成27年6月12日
一般社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟広報
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