今朝8時過ぎに、毛山病院院長の毛山先生から、その後すぐに親友で三好道場会長の中谷元衆議院議員からも、私の携帯に2度ほど着信が入っておりました。留守番には、手が空き次第すぐ電話をくださいとのことでした。
着信に気がつき、すぐに電話を入れるとお二人とも『正義は勝ちましたね。読売新聞、朝日新聞、田舎の高知新聞にまで出ていますよ。』と教えてくれました。私には何の事かさっぱり解りませんでした。内容は故大山倍達総裁の後継者として「極真会館館長」と称することは不当だとし、大阪地裁が松井氏に対し使用禁止命令を下したものでした。
12年前、我々は全国支部長会議において、「遺言があるのなら、松井で行こう。彼を応援していこう。」という事で一番下の支部長であった松井を後継として決議したのです。今回、佐賀裁判長は「松井氏を後継者とした遺言書には署名がなく、現在も誰が後継者かについての決着はついていない」と認定。平成9年最高裁で、大山氏は病床にあった94年4月、弁護士らが親族を退出させた中で松井氏を後継者とする内容の遺言書を作成したという事で、無効である事が判決の中で確定したとの事である。
当時、私が大好きだった竹和也鹿児島支部長が、極真を名乗れないならと言う事で離れたのですが、弟子の新保君がこちらの方が筋が通っていると言う事で、彼だけが残り、本部の後輩、七戸までもが同じ理由で離れていきました。私達は極真の名前は、先使用権があるため使えますが、新保君一人がどうしても支部長でなかった為、極真を名乗れないと言うので、一緒に立ち上がった仲間が一人でも名乗れないのだったら、極真を我々だけで名乗るわけにはいかないと言う事で、組織よりも仲間を選んだのです。こうして『新極真会』が生まれたのです。我々新極真会は、男と男の友情の中で生まれた組織です。ですから裁判云々よりも、いい組織、選手、素晴らしい子供達を育てるのに忙しく、裁判にあまり興味を持っていませんでした。しかし今朝の新極真会の事を思ってお電話いただいた毛山先生、中谷元衆議院議員の友情に心から感謝したいと思います。応援してくださるすべての皆さんの為にも、世界一の組織になるまで頑張っていきます。有難う御座いました。