5日金曜日、朝一番の全日空機で大阪に飛び、10時30分よりテレビ大阪で、先日感動を呼んだ全日本ウェイト制大会のテレビ解説を行なってきました。大阪に到着する頃には、テレビ大阪の秋葉様より、何度も着信が入っていて、ご心配をお掛けしてしまいました。あの激闘を30分にまとめられた番組を見せていただいたのですが、よくここまでまとめられたものだと感心しきり。準決勝数試合と、各階級の決勝戦に解説を入れさせていただきました。代表はじめ、全員が「マスク」をしての大会は、今、画面で振り返って見ても異様な感じに映りました。しかし「豚インフルエンザ」が神戸、大阪で猛威を振るっているさなかでの開催でしたから、もしものことがあればと用心に越した事はありません。開催するjか、中止にするか、延期にするか、2,3日前まで、もめにもめました。友人のドクターからは、「絶対に開催してはいけません」とのアドバイスも頂きました。しかし私は「1年間頑張ってきた選手の為に、何とか開催する方向で動いています」と譲らないものですから、みんなも呆れ顔でした。事務局の小井からは、リアルタイムで厚生大臣や大阪府知事の会見報告が入ってきました。代表からも「開催しましょう!」との連絡が入りました。本当に長い長い大会前のひと時でした。すべての情報を「極限まで分析」して、大会数日前、事務局より「どうしましょうか?」との問いに私は「決行!」と一言だけメールで返信!本部の小井より「押忍!」との答えが帰ってきました。これですべて吹っ切れて、もうやるしかありません。電話で付け加えた事は、もしもの時は「代表ではなく副代表が責任をすべて負う」と言う事だけを伝えました。
画面で久しぶりに感動の試合を見せていただき、解説していても今年の大会だけは、開催して本当に良かったと心から思いました。ワールドカップ組、各階級6名を欠き、開催する大会ですから王座流失もやぶさかではありません。他流派も例年よりも多く参戦し王座を狙ってきておりました。しかし軽量級に前田優輝というニューヒーローが出現しましたし、中量級は試合中の大怪我で再起も危ぶまれた吉田富和の1年7ヶ月ぶりの復活そして優勝、重量級は国際大会出場をあと一歩のところで逃し続けた、京都南支部 村山努の涙の初優勝、他流派ながら礼儀正しく、たった一人でいつも新極真の大会に挑戦してくる松田の武道家らしい振る舞い、ほかにも兵庫明石の長野、河瀬兄弟の活躍は大会に花を添えてくれました。どれをとっても新極真会という組織の将来が楽しみになってきました。
今日その感動が、関西エリア「テレビ大阪」に於いて、25:25~25:55放送されます。関西地区の皆様、是非、新極真会のニューヒーロー達の活躍をご覧下さい。また、数ある出場流派の中で武道家として私が高い評価をしている松田の頑張りにも注目していただきたいと思います。最後になりましたがテレビ大阪の秋葉様はじめスタッフの皆様、素晴らしい番組を有り難う御座いました。