20日、東日本大震災から10日がたちました。とうとう死者が8450人、行方不明者は12909人となってしまいました。原発事故での避難の人も合わせると約2100箇所の避難所に35万人の方々が、生活されているそうです。そんな避難所の中で、3月3日の「ひな祭り」に生まれたばかりの可愛いお孫さんを津波で亡くされた御婆ちゃんの記事が涙を誘いました。この世に生を受け、たった9日しか生きられなかったのです。
少し遅かったようにも思われますが、日本全国、いや世界が東北の皆様の復興の為に、立ち上がって下さいました。最初は5万人体制で救助にあたられていた方が、現在12万人体制にまで膨れ上がったようです。そんな中、20日に宮城県石巻市で80歳の御婆ちゃんと16歳の男の子が9日ぶりに救助されたとの報が入りました。私達が山梨での合宿をスタートした日に地震に遭い、たった一日だけでも停電と、寒さ、真っ暗な生活が大変だったのに、80歳のご高齢であの寒波の中、よくぞ生きていて下さいました。神様が奇跡を起してくれたのでしょう。
日本人一人ひとりが「私達にも出来る事」を合言葉に、団結し東北の皆様の一日も早い復興の手助けをしなければなりません。我が新極真会でも震災当日に、全国の組織を挙げての義援金をスタートさせました。後は、少しでも節電し東北で困っている皆様に、電気が供給されるよう心配りをしないといけませんね。計画停電などにより、透析の治療が受けられなくて亡くなった方もおられるようです。プロ野球のナイターも、計画停電などが落ち着くまでは行えないでしょうね。
全国で何もかも自粛ムードが高まる中、選抜高校野球が開催されます。被害の大きかった宮城代表の東北高校が、給水などのボランティアで練習も全然出来てない状態でも出場を決めてくれました。私も、青森、宮城、福島、茨城など被災地の代表校が1校でも出場できなければ、自粛もやむなしと思いましたが、全ての代表校が揃うのであれば、被災に苦しむ皆様への激励の意味でも、郷里の代表として、子供達の夢の舞台「甲子園」で、思う存分戦わせてあげたいと思います。被災地から出場される代表校の皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げます。
四国大会出場選手全員に、このリボンを空手着の右腕に縫い付けてもらい、被災された皆さんを激励したいと思います。
私達も4月10日に28回目の全四国空手道選手権大会を開催致します。急遽、出場選手453名全員の空手着に『頑張ろう東北!』のリボンを縫い付けてもらって、高知から被災されて苦しむ皆さんに、エールを送りたいと思います。もう少しの辛抱です、頑張って生きてください!