数日前、中谷元事務所の秘書、北原さん達がお2人で三好道場本部に来られました。たまたま居合わせた私に「今、高知に神戸製鋼ラグビー部がキャンプに来てくれていて、歓迎会が開かれます。中谷がラグビー協会の会長ですので、出席して頂けないでしょうか?」とチケットを一枚下さいました。「元さん所の頼みならお安い御用ですよ、私一人ではなく友人と出席いたします」とお答えすると、とても喜んでくださいました。
当日は、色々お声がけ致しましたが、皆さん予定が入っていたり、高知は野球や相撲なら良いのですがラグビーの事をあまり知らない人が多く、いつものメンバー西内開運堂社長のアッちゃん、全日空西銘高知支店長、香南市議会議員北本さんに無理を言ってお願いし4人で出席致しました。
壇上に神戸製鋼ラグビー部の皆さんが登壇。中谷元会長(右端)が歓迎のご挨拶。
神戸製鋼といえば私が好きだった新日鉄釜石の後、平尾、大八木を擁し日本のラグビー界をリードしてきた名門中の名門です。高知にこれだけのチームが来てくれる事は、大変名誉な事ですし、不況にあえぐ高知県にとって経済効果も期待出来ます。
一昔前まで高知はキャンプ王国と言われておりました。プロ野球だけでも、西武ライオンズ(春野)阪神タイガース(安芸)ソフトバンク元のダイエーホークス(高知市)近鉄(大方)サッカーや大学のクラブまで入れると大変な数になります。しかし、最近では西武、ソフトバンクは宮崎県へ、阪神のは一次キャンプは沖縄へ行ってしまいました。なぜでしょうか?食事も宿泊も環境も他県に劣っているとは思えません。私はおもてなしの気持ちに欠けていると思います。来て下さって当たり前ではなく、来て下さった事に対する感謝の気持ちがもっともっと必要だと思います。
よさこい祭りの強豪チーム「ほにや」が代表して歓迎の踊りを披露しました。
先日の、神戸製鋼のパーティーでも会場があまりにも狭く、大きな身体の選手達が身動き取れないような設営でした。また、看板もあまりにもお粗末で出席していた私達が恥ずかしく成りました。少なくとも日本を代表するチームをお迎えする看板ではありませんでした。これはほんの一つの例にしか過ぎません。数年前にも、せっかく大阪から来てくださったJリーグのチームが、キャンプ地の春野競技場で練習をスタートしようとしましたが、グランドの状態があまりにも悪く「怪我をさせてはいけない」と練習を中止して帰阪してしまった事もありました。一流を迎えるには一流を迎える覚悟と準備が必要です。
現在、高知には独立リーグのファイティングドッグスが頑張っております。社長の武政君が孤軍奮闘して何とか存続しておりますが、本当に良く頑張っていると思います。四国4県でナイター照明も無い高知でどうやってプロ野球球団を存続しろと言うのでしょうか?夜ならまだしも平日の昼間に野球を見に行く人がいるでしょうか?しかし照明取り付けの話題が出ると周りからすぐ反対意見が起こります!「本当に情けないです!」先日、彼と話しておりますとやっと来年、照明が取り付けられるそうです。「全てに於いて遅すぎます!」
キャンプの受け入れ一つにしても、もっと他県の良いところを勉強して、取り入れたらと切に願います。頑張っている高知ファイティングドッグスも県民球団として、皆さんで育てて応援していきましょう。全てにおいて高知の活性化に繋がります!