満開の桜を見ていると、つくづく日本人に生まれた喜びを感じます。又、大志を抱き、極真の黒帯を目指して上京した頃を思い出します。大山総裁の弟子になるべく、親の反対を押し切り国士舘大学に入学した時も桜がとてもきれいでした。桜の花は、当時の自分にタイムスリップして戻ることができ、初心を思い出させてくれます。
先日亡くなられた修平君は、「今年の桜は見る事ができたのだろうか?」と、思いながらキーボードを叩いています。
先日コナミはりまや教室のスタートと同時に、新極真の稽古を一生懸命頑張っていた、片田あやちゃん(年長)と新谷竜司君(年少)が、お父さんの仕事(裁判官)の関係で、あやちゃんが世田谷に、竜司君は茨城県の筑波に4月1日より引越しました。2人ともとてもいい子でしたので残念です。ぜひ、これからも新極真カラテを続けてほしいと思います。桜の季節は、進学や就職で高知を巣立つ人も沢山います。是非頑張っていただき、立派になって貰いたいと心から願っています。
我が家の近所にも、とても素晴らしい桜の名所があります。日航旭ロイヤルホテルとサウスブリーズホテルの丁度真ん中に位置します。お勧めのスポットは、九反田の橋から東を眺めると格別です。堀川をはさんで、両側から桜が咲きほこり、係留してあるボートや、ウッドデッキを背景に、しばし足を止めて見入ってしまいます。その花の下で、昼も夜もシートを広げたくさんの方が花見を楽しんでおられます。満開の桜はここ2、3日が勝負でしょう。是非ご覧頂き、高知の桜の素晴らしさを目に焼き付けて、いろんな事を感じてほしいと思います。
私たち『日本人』が昔から『桜』を愛でるのは、春になった喜びもあるでしょうが、その絢爛豪華な美しさと、散り際の潔さのような気がします。