18日の金曜日、東京は折からの強風で空のダイヤは大荒れでした。私も理事会と新生埼玉浦和道場のオープンに出席すべく上京いたしました。午後2時スタートの理事会にも、東京からの飛行機が到着せず、1時間以上高知空港で足止めされ、大変な1日となりました。
土曜日は、浦和道場の代表稽古に参加し、子供達や一般部の皆さんを激励に行ってまいりました。ご父兄のなかに広島出身で、四国にもよく来られていた方がおられ、お子さんが2人稽古に参加されていました。才能を感じさせ、この先の成長が楽しみです。是非、今年のユースに選ばれてほしいと期待しております。しかも、なかなかの幸運の持ち主でした。くじで一人だけ緑代表にサインがもらえたり、また、偶然重なった緑代表の誕生日に、事務局の小井がサプライズで計画した花束贈呈の大役までも射止めました。100人を超す子供達やご父兄の皆さんが、全員で歌ってくださったバースデーソングには、日ごろ忙しい代表が「今までで一番嬉しい誕生日になりました。」と、大変喜んでおられました。つかの間の安らぎになった事と思います。
一緒に稽古に参加させていただき、新生浦和道場の子供達の礼儀正しさや、挨拶の大きさや気合に、今後がとても楽しみになりました。大人の勝手な事情で、今まで不安な思いをさせてしまったのですが、それを微塵も感じさせない、明るい前向きな姿に、こちらが逆に励まされ、教えられました。かつて、指導に行ったカンボジアの貧しくとも、新極真カラテにひたむきに打ち込む純粋な子供達の瞳を思い出させてくれました。背筋が伸びる思いでした。
塚越チャンピオンも千葉から駆けつけてくれ、子供達にとても分かりやすく指導してくれました。最近は500人の前での講演や、ヨーロッパ大会に行ったり、海外のキャンプにも引っ張りだこだそうです。ほとんどの日曜日が組織行事でつぶれているようです。でも、チャンピオンの自覚を持って頑張ってくれており、その風格が出てきました。今後の彼の活躍が楽しみです。塚越家は、晩酌を一緒に楽しむほど仲の良い夫婦だそうですが、妊娠5ヶ月の奥さんのために「嫁さんが飲めないから、自分もずっと飲んでません。」と一滴も口にしませんでした。『気は優しくて力持ち』を体現している塚越らしいほのぼのとしたエピソードです。
新生浦和道場の子供達、緑代表のバースデイ、そして塚越の話、行きの飛行機のトラブルなど無かった、と思わせてくれるほど、意義深い週末でした。