残念ながら試合は見る事が出来なかったのですが、私がラジオを耳にしたのが9回表の室戸高校の攻撃でした。
失礼ながらどうせ優勝候補の報徳学園が相手なので、大差で報徳リードだろうなと、勝手に想像していたのですが、なんと2対1で室戸高校がリードしているではないですか。9回裏の報徳の攻撃の間、気が気ではなかったのですが、室戸リードのまま試合が終了。
久しぶりに高知の高校野球界にとって、明るい話題となりました。
全国有数のマンモス高、報徳学園相手に人口3万人に満たない町の代表、室戸高校の頑張りは不況にあえぐ高知県民をどれだけ勇気づけた事か。
選手ひとりひとりの才能や、選手層の厚さなどでは勝負になりませんが、選手と父兄と室戸の町が一つになって頑張ってきた努力の結晶のような気が致します。
この小さな町の無名の高校が、初出場で優勝候補の報徳学園を下した試合には、新極真会の選手たちが学ばなければならないヒントが沢山あったように思います。