三好一男師範プライベート日記

新極真会が福岡に集結！６５５名史上空前の全九州大会

１８日、二宮清純さんと彼の紹介で知り合った坂山先生の３人で、大分県中津市に入りました。中津はもちろん坂山先生の故郷です。２００８年３月に亡くなられた彼のご長男修平君のお墓参りが目的です。また前回泊めていただいた折、朝御飯まで作って頂き、大変お世話になったお母様へのご挨拶もさせて頂きたいと思っておりました。彼が、愛媛大学病院に勤めている関係で、お母様は中津で、お一人、暮らしておられますので、少しでも励ますことが出来ればと考えておりました。当日は愛媛大学病院駐車場で待ち合わせ、私は免許証の点数が無い為、大分まで彼の車に同乗させてもらいました。熊本で講演終了後、清純さんも合流。まさに男３人の旅となりましたが、素晴らしい経験をさせて頂きました。




私は、合宿の準備がある為、２１日（土）午前、一度高知に帰り、午後の便で再び九州大会の為、福岡に戻りました。福岡は、「新極真会緑代表」のお膝元の為、ほとんどの支部長が九州入りいたします。さながら九州の全日本という感じですね。出場選手も６５５名と地区大会では日本一の規模でしょう。大会を運営している方は分かるのですが、あれだけの人を招待し、運営するのは大変です。招待席に至っては、縦１０列全日本の倍の数が埋まるのですから、あの人脈には頭が下がります。どれだけ多くの人を大切にお付き合いさせていただいているかが良く分かります。私はいつもみんなに言うのですが、分裂前の第５回全世界大会、すなわちまだ統一時の世界チャンピオンであり、しかも唯一軽量級での快挙なのです。一度は引退し、故郷で家業を継いでいた代表の元へ、大山倍達総裁直々に奄美大島まで出向き、生涯ただの一度だけ弟子に頭を下げたのです。『もう一度大会に出て、そして軽量級で世界チャンピオンになって、空手界を変えてくれないか？』と言った話は有名です。それだけの人間なら、少しは威張ったような所も出て当然という人もいます。しかし彼は代表になる前も成ってからも、全然変わりません。そして人に優しい。人を大切にする。人を思いやる心を人一倍持っています。『強くなればなるほど、人には優しく』　『新極真会の教え』そのままの人です。

我々は、申し訳ないですが、まだまだ彼に代表を務めてもらい、これからの子供達の為に、絶対に成し遂げなければならない大きな目標が２つあります。「空手をオリンピックに入れる事」と「公益財団法人」になることです。代表のご家族、ご両親様には本当に申し訳なく思いますが、それまで宜しくお願い申し上げます。


写真１　修平君が大好きだったおじいちゃんと安らかに眠る坂山家の墓地
写真２　とてもおおらかな坂山先生のお母様と二宮清純さん（大分県中津市のご自宅にて）
写真３　世界的な骨髄炎治療の大家。川島整形外科　川島先生に、今、一流アスリートが治療に使う高圧酸素タンクの体験をさせて頂きました
写真４　いつも新極真会を応援に来てくれる、私も大好きな元ムエタイチャンピオン武田幸三選手（国士舘OB)と三好道場門下生の山本、伊東

「権現温泉」石丸直史さん安らかに

『新極真の聖地』東京体育館に、海外より１００名の選手を迎え、総勢１３６１名の選手が集う「空手ドリームカップ」　名実共に世界最高峰の大会となりました。数々の感動を呼んだ「空手、真夏の祭典」も無事に終了しホッと一息という日。一夜明けた今日は、東京飯田橋のレインボービルに於いて、午前１０時より型の講習会、午後１時より全国支部長会議に出席しておりました。
会議の真っ最中、午後３時４２分にメールが入りました。もしやと、不吉な予感と共に会議の席をはずし、携帯を見てみると、坂山先生より「今、亡くなりました。安らかな最期でした。みんな号泣しております」という知らせが届いておりました。

先週月曜日、８月２日に愛媛大学病院にお見舞いに伺ったおり、元気に笑顔でお迎えくださったのですが。私が坂山先生に好物を聞き、買って行ったアイスクリームを付き添っていた大好きな娘さん（ノンちゃん）に、口に入れてもらい嬉しそうに食べていたのがとても印象的でした。お元気だった頃は、大変なスポーツマンで、愛媛のクラブチャンピオンをとるほどのゴルフの腕前。私にも色々アドバイスして下さいました。元ヤクルトスワローズの池山選手時代からつづく伝統の新春自主トレでは、若い選手が面倒見の良い優しい人柄に惚れ、毎年、権現温泉を訪れておりました。

そんな直史さんにも数年前から病魔が襲い、ずっと苦しい戦いを続けておりました。「足から肺に転移している」と聞かされて、多くの仲間と共に心配でなりませんでした。さぞ痛く苦しかったでしょうに。ご家族にも弱音など一切はかず、最後の最後までまわりの方々に気を使われる方でした。１１日にはお通夜に伺い、最期のお別れをしようと思います。もう、松山での稽古終了後、「うまおい会」で２度とご一緒できないのかと思うと、涙が出てきます。

『さようなら直史さん！そして有り難うございました。』また、ご一緒にラウンドしながら、色んな事を教えて頂きたかったのですが。残念でなりません。私の尊敬できる「男の中の男」石丸直史さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。　　合掌

写真１，２　愛媛三好道場納会で楽しそうな直史さん
写真３　　　愛媛の大切な仲間と「空手バカ一代」で雲井大悟のモデルになった、愛媛県警棟田先生を囲んで
写真４　　　石丸直史さんお別れの写真

大切な友人、「権現温泉」石丸直史さん、ご快復されることを高知より祈っております

先日、松山での懇親会の最中、携帯電話に 「今、救急車で愛媛大学病院に向かってます」　出席予定だった坂山先生も、「病院に付き添う為、懇親会に出席できないかもしれません」との連絡が入りました。　翌日、心配になり高知に帰る前、大学病院に見舞って、元気づけて帰ってきたばかりでした。顔色も良く、安心して帰路についたのですが、先ほど、高知本部での稽古（ドリームカップに向けての最終調整）の最中、容態が少しづつ悪化しているとの連絡が入りました。私は高知より、ご快復されることをを絶対に信じております。石丸さん、病気になんか負けないで頑張ってください。仲間がいっぱい、いっぱい石丸さんを応援していますよ！　　　押忍

愛媛松山の猛暑を楽しさで吹っ飛ばしました

７月３１日、三好道場恒例「水炊き会」で、ドリームカップ出場選手の身体作りと壮行会をおこないました。出場選手は、猛暑が続く高知で、厳しい稽古によく耐えてくれました。後一週間は、疲れを取りながら調整し、ベストコンディションで東京体育館に乗り込んで欲しいと思います。高知から２５名、愛媛から３名の計２８名の選手がドリームカップに挑みます。私も今大会は、手ごたえを感じており、選手の皆さんの活躍が今から楽しみです。

翌日は、谷川教授が部長を務める愛媛大学医学部ゴルフクラブの応援に高知を早朝６時に出発。道後ゴルフクラブに８時に到着。ダイキの大亀清一専務と坂山先生に学生１人が前の組。この学生さんが、京都大学薬学部から愛媛大学医学部に編入してきた頑張り屋さん。「初めてなので宜しくお願い致します」と礼儀正しいのは良かったのですが、「ルールは知らない」「ボールは前にまったく進まない」で後続が大渋滞。「バンカーにクラブを置いてソールして打つ」「空振りを入れたら２００回は打ったでしょう」大亀専務と坂山先生が猛暑の中、へとへとになりながら涙目で教えてくれました。いくら何でも、ゴルフ部である以上、ルールを学び、人に迷惑にならない位、練習を積んで、ラウンドしないといけませんね。私は２人の学生と、郷里、新居浜の先輩、西本整形外科院長の西本章先生とのラウンド。２人は、センスも良くこれからのゴルフ部をリードしていくのではと思います。また、学生さんの一人が「私、高知出身です！」というのでよくよく聞いてみると、山元文具の娘さんで、私の知人、元ちゃんの子供さんだったのには、世の中の狭さに驚かされました。

夕方、６時。次の予定は、愛媛のドリームカップ出場選手、伊東、井上、雄吾の３名の壮行会をかねた夏の懇親会でした。ゲストも愛媛新聞の谷川部長と奥様（愛媛南海放送アナウンサー、永野彰子さん）渡部君ご夫妻、大亀専務、坂山先生など友人が華を添えてくれました。場所は三好道場の子供達がお気に入りの居魚屋さん。大亀専務ご推薦の「鯖の刺身」「一升丸ごと入るひれ酒」（この二つは絶品です）「水族館顔負けの生け簀」にも子供達やご父兄も大喜び。そして８月１日その日はなんと、ゲストの永野彰子アナのバースデーだったのです。４３名参加者全員でのバースデーソングに続き、道場を代表し雅姫より花束とバースデーケーキが贈られました。

毎回、思考をこらしたゲームで参加した皆さんが、楽しんでくださる姿がとても印象的です。とても和やかで道場の厳しい稽古とは裏腹に、ご父兄も交えて貴重な時間を過ごさせていただきました。準備に携わって頂いた皆さんに心から御礼申し上げます。有り難うございました！

写真１、いつも仲良し、渡部君御一家　

写真２、大切な友人ダイキ大亀専務と片岡さん　

写真３、愛媛新聞谷川部長御一家、当日は奥様、愛媛南海放送　永野彰子アナウンサーのバースデーを参加者全員でお祝い！

写真４、私が期待している夏姫、雅姫、風希の愛媛支部仲良し３人娘